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2010−2011 Ski Jumping トピックス




[FISワールドカップスキージャンプ リザルト]


[2011 FIS世界ノルディックスキー選手権 リザルト]


[FISグランプリスキージャンプ リザルト]



■FISワールドカップスキージャンプ 総合成績■2011年3月22日更新
 2010−2011FISワールドカップスキージャンプの個人総合成績は以下の通りです。
 1. Thomas Morgenstern (AUT)         1757
 2. Simon Ammann (SUI)               1364
 3. Adam Malysz (POL)                1153
 4. Andreas Kofler (AUT)             1128
 5. Tom Hilde (NOR)                   903
 6. Martin Koch (AUT)                 840
 7. Severin Freund (GER)              769
 8. Matti Hautamaeki (FIN)            764
 9. Gregor Schlierenzauer (AUT)       761
10. Kamil Stoch (POL)                 739
11. Johan Remen Evensen (NOR)         645
12. Manuel Fettner (AUT)              460
13. Wolfgang Loitzl (AUT)             442
14. Anders Bardal (NOR)               419
15. 伊東大貴 (雪印乳業)               413
16. Roman Koudelka (CZE)              382
17. Bjoern Einar Romoeren (NOR)       364
18. Robert Kranjec (SLO)              355
19. Anders Jacobsen (NOR)             344
20. Ville Larinto (FIN)               342
21. Michael Uhrmann (GER)             314
22. Michael Neumayer (GER)            306
23. Pavel Karelin (RUS)               282
24. Peter Prevc (SLO)                 218
25. 葛西紀明 (土屋ホーム)             197
26. Emmanuel Chedal (FRA)             190
27. Jan Matura (CZE)                  180
28. 栃本翔平 (雪印乳業)               165
29. Ole Marius Ingevaldsen (NOR)      155
30. Martin Schmitt (GER)              137
42. 湯本史寿 (東京美装)                80
47. 竹内拓 (北野建設)                  67
58. 船木和喜 (フィットスキー)          15
58. Mario Innauer (AUT)                15
58. Maximilian Mechler (GER)           15
67. Dejan Judez (SLO)                   6
67. Marcin Bachleda (POL)               6
67. 吉岡和也 (土屋ホーム)               6
74. 伊藤謙司郎 (雪印)                   4

 国別成績は以下の通りです。
 1. Austria                          7508
 2. Norway                           4683
 3. Poland                           3239
 4. Germany                          3155
 5. Finland                          2443
 6. Japan                            1697
 7. Slovenia                         1668
 8. Switzerland                      1364
 9. Czech Republic                   1091
10. Russian Federation                446
11. France                            240
12. Italy                             119
13. Bulgaria                           38
14. United States                      13
15. Canada                              5
15. Korea                               5
16. Sweden                              1

 [ワールドカップジャンプ全日程]


■FISワールドカップスキージャンプ プラニツァ大会■2011年3月22日
 シーズン最後のワールドカップは、お馴染みとなったプラニツァのフライングヒル大会。 ノルウェーのヴィケルスンの台が改修されて大きくなったため、「世界最大のフライングヒル」の座は返上したものの、230mを越えるジャンプを拝める台として存在感は健在です。 日本勢は、初日の予選を通過したのが伊東大貴(雪印)1名のみで、また、練習ラウンドで湯本史寿(東京美装)が、予選ラウンドで葛西紀明(土屋ホーム)がそれぞれ転倒して負傷してしまったため、団体戦にもエントリーすることができなくなってしまいました。

●3月18日 プラニツァ(スロヴェニア) 第31戦 フライングヒル HS215 / K185 [リザルト]
 この日の天候は曇り。 気温は8.0〜7.0℃、雪温は-3.0〜-2.0℃、風速は-0.58〜0.64m/sでした。
 優勝したのはグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)。1stラウンドで219.0m、2ndラウンドでは226.0mを飛んで、今季3勝目を挙げました。 2位はトマス・モルゲンシュテルン(AUT)、3位はマルティン・コッホ(AUT)でした。 オーストリア勢が表彰台を独占した形です。
 伊東大貴(雪印)は202.5mと201.5mを飛んで、13位に入りました。

●3月19日 プラニツァ(スロヴェニア) 第32戦 フライングヒル団体 HS215 / K185 [リザルト]
 この日の天候は曇り。気温は4.5〜6.0℃、雪温は-6.0℃、風速は-0.14〜2.02m/sでした。
優勝はオーストリア(モルゲンシュテルン/コフラー/コッホ/シュリーレンツァウァー)。 4人全員が2本とも200mを越えるジャンプを見せて圧勝しました。 2位はノルウェー(バーダル/エヴェンセン/ルメレン/ヒルデ)、3位はスロヴェニア(プレビチ/ダミヤン/テペシュ/クラニェチ)でした。

●3月20日 プラニツァ(スロヴェニア) 第33戦 フライングヒル HS215 / K185 [リザルト]
 この日の天候は晴れ。気温は3.5℃、雪温は-4.6℃、風速は-1.36〜1.18m/s。 強風のため2ndラウンドの競技はキャンセルされて、1stラウンド1本勝負となりました。
 優勝は215.5mを飛んでカミル・シュトッホ(POL)、2位はロベルト・クラニェチ(SLO)、3位はアダム・マリシュ(POL)でした。 伊東大貴(雪印)は194.5mを飛んで15位でした。

 [ワールドカップジャンプ全日程]


■FISワールドカップスキージャンプ ラハティ大会■2011年3月14日
 世界選手権が終了し、ワールドカップの残りの日程が再開されました。 残るのは、フィンランドのラハティ大会と、スロベニアのプラニツァ大会。 ラハティ大会は例年ですとノルディックトーナメントの開幕戦を兼ねるので、クロスカントリーと複合の試合も並行して行われることになります。

 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震を受けて、日本チームの各選手は喪章を付けて飛びました。

●3月12日 ラハティ(フィンランド) 第29戦 ラージヒル団体 HS130 / K116 [リザルト]
 ナイトゲームで行われたこの試合、天候は曇り、気温は1.2〜2.1℃、雪温は-1.1〜-0.5℃、風速は-0.62〜0.07m/sでした。
 優勝はオーストリア(シュリーレンツァウァー/コッホ/コフラー/モルゲンシュテルン)。 コッホの130.5mをはじめ、全選手がK点を大きく上回る飛距離を出して、快勝しました。 2位はノルウェー(バーダル/エヴェンセン/ヤコブセン/ヒルデ)、3位はポーランド(ビルト/ジラ/シュトッホ/マリシュ)でした。 日本チームは 湯本/竹内/葛西/伊東 のオーダーで臨み、7位に終わりました。

●3月13日 ラハティ(フィンランド) 第30戦 ラージヒル HS130 / K116 [リザルト]
 この日の天候も曇り。気温は2.5〜1.6℃、雪温は-4.1〜-3.8℃、風速は-0.34〜0.49m/s。 夕方の開催ですが、高緯度地帯ですから、ナイトゲームに近い状態だったことでしょう。
 優勝したのはシモン・アマン(SUI)。128.5mと129.5mを飛んでオーストリア勢を振り切りました。 2位はアンドレアス・コフラー(AUT)、3位はセヴェリン・フロイント(GER)でした。
 日本勢は伊東大貴(雪印)が127.5mと126.5mを飛んで10位タイ。 マッティ・ハウタマキ(FIN)と同ポイントでした。 以下、湯本史寿(東京美装)が21位、葛西紀明(土屋ホーム)が25位でした。 竹内択(北野建設)は38位、吉岡和也(土屋ホーム)は39位で、この2名は2ndラウンドに進むことができませんでした。

 個人総合成績は、トマス・モルゲンシュテルン(AUT)(1641)が1位。 2位はシモン・アマン(SUI)(1309)、3位はアンドレアス・コフラー(AUT)(1096)となりました。 日本勢は、伊東大貴(雪印)(377)が14位、葛西紀明(土屋ホーム)(197)が24位、栃本翔平(雪印)(165)が27位、湯本史寿(東京美装)(80)が41位、竹内択(北野建設)(67)が44位、船木和喜(フィットスキー)(15)が58位タイ、吉岡和也(土屋ホーム)(6)が67位タイ、伊藤謙司郎(雪印)(4)が73位です。
 国別成績は1位オーストリア(6650)、2位ノルウェー(4080)、3位ドイツ(2891)となりました。 日本(1661)は6位です。

 次の大会はスロベニアのプラニツァでフライングヒル。 個人戦2試合、団体戦1試合を行い、これが今シーズンのワールドカップ最終戦となります。

[ワールドカップジャンプ全日程]


■2011 FIS世界ノルディックスキー選手権 オスロ大会■2011年3月8日
 2年に一度開催されるノルディックスキーの世界選手権。今年はノルウェーの首都オスロで行われました。 ノルディックスキー競技のメッカとして有名なホルメンコーレンにあるシャンツェは大改装され、全く新しい台として生まれ変わりました。 今回の大会はいわば「こけら落とし」となります。

 日本チームは、女子が 伊藤有希(下川商業高)/葛西賀子(日本空調サービス)/高梨沙羅(上川中)/渡瀬あゆみ(神戸クリニック)、男子が 伊東大貴(雪印)/葛西紀明(土屋ホーム)/竹内択(北野建設)/栃本翔平(雪印)/湯本史寿(東京美装) という布陣で臨みました。 この時期の試合では霧がかかることが多いホルメンコーレン、今大会でも深い霧に覆われて視界が悪い状態で競技が行われることが多々ありました。

●2月25日 女子ノーマルヒル HS106 / K95 [リザルト]
 天候は霧。気温は-3.2〜-3.0℃、雪温は-5.7〜-5.5℃、風速は-0.25〜2.03m/s。向かい風基調の条件で試合が行われました。
 優勝は今シーズン女子のコンチネンタルカップ総合成績トップを走る第一人者、ダニエラ・イラシュコ(AUT)。97.0mのジャンプを2本揃えて完勝しました。 2位はエレナ・ルンガルディエ(ITA)、3位はコリヌ・マテル(FRA)でした。
 公式練習や予選で大ジャンプを連発して上位入賞が期待されていた高梨沙羅(上川中)は、92.0mと93.0mを飛んで6位に入賞。 渡瀬あゆみ(神戸クリニック)も89.0mと93.0mを飛んで7位に食い込む健闘を見せました。 以下、葛西賀子(日本空調サービス)は12位、伊藤有希(下川商業高)は15位に入り、4人全員が15位以内という好成績で競技を終えました。

●2月26日 男子ノーマルヒル HS106 / K95 [リザルト]
 この日の天候は雪。気温は-3.6℃、雪温は-5.6〜-3.9℃、風速は-0.49〜0.88m/sでした。
 優勝はトマス・モルゲンシュテルン(AUT)。1stラウンドで101.5m、2ndラウンドで107.0mと、それぞれのラウンドでの最長不倒距離を飛び、ワールドカップ総合優勝の貫禄を見せつけました。 2位はアンドレアス・コフラー(AUT)、3位はアダム・マリシュ(POL)でした。
 日本勢は、伊東大貴(雪印)が92.5mと98.0mを飛んで13位に入ったのが最高順位。 以下、竹内択(北野建設)が24位、葛西紀明(土屋ホーム)が26位、栃本翔平(雪印)が31位でした。

●2月27日 男子ノーマルヒル団体 HS106 / K95 [リザルト]
 この日の天候は曇り。気温は-5.7〜-5.6℃、雪温は-7.1〜-7.3℃、風速は0.11〜1.45m/sでした。
 優勝したのはオーストリア(シュリーレンツァウァー/コッホ/コフラー/モルゲンシュテルン)。 ワールドカップの国別成績でもダントツの強さを誇るオーストリアが順当にポイントを重ねて逃げ切りました。 2位は地元ノルウェー(ヤコブセン/ルメレン/バーダル/ヒルデ)、3位はドイツ(シュミット/ノイマイヤー/ウアマン/フロイント)でした。 日本(湯本/竹内/葛西/伊東)は6位に終わりました。

●3月3日 男子ラージヒル HS134 / K120 [リザルト]
 この日の天候は曇り。霧も出て視界が悪くなる時もありました。 気温は0.0〜-3.1℃、雪温は-8.0〜-7.4℃、風速は-1.16〜0.95m/s。 風の変化が比較的大きく、強い追い風に叩かれる選手もいました。
 優勝したのはグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)。 1stラウンドで130.0mを飛んで4位につけ、2ndラウンドでは134.5mまで飛距離を伸ばして逆転しました。 2位は僅か0.3ポイント及ばなかったトマス・モルゲンシュテルン(AUT)、3位はシモン・アマン(SUI)でした。
 日本勢は伊東大貴(雪印)が123.0mと123.5mを飛んで18位に入ったのが最高。 以下、葛西紀明(土屋ホーム)が24位、竹内択(北野建設)が26位、湯本史寿(東京美装)が27位でした。

●3月6日 男子ラージヒル団体 HS134 / K120 [リザルト]
 この日の天候は晴れ。気温は-1.6℃、雪温は-7.6℃、風速は-0.09〜2.06m/s。 トライアルラウンドは強風で途中中止され、決勝も2ndラウンドがキャンセルされ、1stラウンドの結果のみで順位が確定しました。
 優勝はオーストリア(シュリーレンツァウァー/コッホ/コフラー/モルゲンシュテルン)。 4人のうち、コフラーは141.0m、モルゲンシュテルンは140.5mとビッグジャンプを連発、実力通りの圧勝でした。 2位はノルウェー(ヤコブセン/エヴェンセン/バーダル/ヒルデ)、3位はスロベニア(プレビチ/テペシュ/ダミヤン/クラニェチ)でした。 日本(竹内/湯本/葛西/伊東)は6位でした。


 総括すると、オーストリアの強さが男女とも際だつ結果となりました。 また地元ノルウェーも健闘し、個人のメダルにこそ手が届かなかったものの、男子の団体戦では2試合とも銀メダルに輝きました。 ワールドカップの成績がそのまま反映されたと見ることもできますが、地元開催のプレッシャーを楽しむかのようなのびのびとしたジャンプを見せてくれた選手が多く、好印象でした。

 反面目立ったのは、フィンランドの不調。 ワールドカップ国別成績は現在5位ですが、団体戦は8位と7位に沈み、目立った成績は男子ラージヒルでマッティ・ハウタマキが5位に食い込んだことくらい。 クロスカントリーや複合でも不調が伝えられるフィンランドは、ナショナルチーム全体に何か根本的な問題を抱えているのかもしれません。

 我が日本チームに目を向けてみますと、2年ぶりの世界選手権で俄然気を吐いたのは女子チームでした。 ノーマルヒル個人戦1試合のみでしたが、エントリーした4名の選手全員が15位以内に入り、前回2009年のリベレツ大会を遙かに上回る結果を残すことができました。 もし団体戦が行われていたら、メダルの獲得はほぼ確実だったところでしょう。 2014年のソチ冬季五輪に正式種目として採用されるかどうかは、今後女子の試合がどのくらい盛り上がるか、それにつれてどのくらい競技人口が増えるかにかかってきます。 世界的に見てもまだ競技人口が少ない状態ですから、ここで大きな活躍を見せる選手がいれば、流れも大きく変わってくるはず。今後も注目していきたいと思います。

 男子チームは、団体戦はワールドカップの成績通りの結果。個人戦はメダルはおろかシングル順位にも手が届かず、惨敗だったと言えるでしょう。 チームを引っ張るべき強いエース格の選手が存在せず、表彰台争いをする選手達とは飛距離にして10m以上の開きが出てしまいました。 昨年のバンクーバー冬季五輪と比較しても、上位選手との差はより一層広がってしまったことになります。 技術面ではヨーロッパの強豪国と遜色ないものを持っているにもかかわらず、これだけ大きな差がついてしまう原因は、以前から指摘されているように体力・筋力面の強化が足りていないことにつきます。 また精神面での更なる強化も必要でしょう。 問題点が明確であるのに、昨年から状況が改善されていないのは、一体何故なのか。 企業チームを主体とする日本独自の構造、競技団体としてイニシアティブを発揮すべき全日本スキー連盟のあり方など、これまでメスが入れられてこなかった部分の見直しも含めて、真剣に考えるべき時が来ているのではないかと思います。

 世界選手権が終わり、今週末からはワールドカップが再開されます。次の大会はフィンランドのラハティで、ラージヒル団体戦と個人戦が1試合ずつ行われます。 その次の大会がフライングヒルを使用するプラニツァ大会になりますので、ラハティ大会は今シーズンのワールドカップで最後のラージヒルの試合となります。 ([ワールドカップジャンプ全日程]


■FISワールドカップスキージャンプ ヴィケルスン大会■2011年2月14日
 2月下旬から始まる世界選手権を控え、ワールドカップはドイツシリーズのオーベルシュトドルフ大会に引き続き、ノルウェーのヴィケルスンでフライングヒルの試合が続きます。 ヴィケルスンはシャンツェが改修されてプロフィールが一新、K点195m、ヒルサイズ225mの世界最大のフライングヒルに生まれ変わりました。 大会開始前は219mだったヒルレコードは、公式練習や予選ラウンドで次々と更新され、最終的には、予選ラウンドでヨハン・レメン・エヴェンセン(NOR)がマークした246.5mが最長不倒記録となりました。 これは、これまでフライングヒル世界最長記録であったプラニツァの239.0mを上回る、たいへんな飛距離です。

●2月12日 ヴィケルスン(ノルウェー) 第27戦 フライングヒル HS225 / K195 [リザルト]
 ナイトゲームで行われた試合。 この日の天候は快晴。気温は-15.0〜-16.0℃、雪温は-17.0〜-18.0℃、風速は-0.68〜0.03m/sでした。
 優勝したのはグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)。 1stラウンドで243.5mを飛んでトップに立ち、2ndラウンドでも232.5mまで飛距離を伸ばして、今季初勝利を飾りました。 2位はヨハン・レメン・エヴェンセン(NOR)、3位はシモン・アマン(SUI)でした。
 日本勢は伊東大貴(雪印)が223.5mと187.5mを飛んで8位に入ったのが最高。 以下、栃本翔平(雪印)が17位、葛西紀明(土屋ホーム)が25位、竹内択(北野建設)が28位、湯本史寿(東京美装)が35位でした。

●2月13日 ヴィケルスン(ノルウェー) 第28戦 フライングヒル HS225 / K195 [リザルト]
 この日の天候は晴れ。異音は-19.8〜-16.0℃、雪温は-21.0〜-19.0℃、風速は-0.44〜0.30m/sでした。
 優勝したのはこの日もグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)。 227.0mと237.5mを飛んで2連勝です。 2位は前日と同じくヨハン・レメン・エヴェンセン(NOR)、3位はアダム・マリシュ(POL)でした。
 日本勢は栃本翔平(雪印)が204.5mと175.0mを飛んで18位に入ったのが最高。 以下、葛西紀明(土屋ホーム)が20位、竹内択(北野建設)が25位、湯本史寿(東京美装)が30位でした。 前日の試合で8位に入った伊東大貴(雪印)は35位に終わりました。

 ヴィケルスン大会を終えて個人総合成績は、トマス・モルゲンシュテルン(AUT)(1596)が1位。 2位はシモン・アマン(SUI)(1209)、3位はアダム・マリシュ(POL)(1045)となりました。 ワールドカップの個人戦は残り3試合を残すのみとなったので、この時点でトマス・モルゲンシュテルンのシーズン個人総合優勝が確定しました。 日本勢は、伊東大貴(雪印)(351)が14位、葛西紀明(土屋ホーム)(191)が24位、栃本翔平(雪印)(165)が26位、湯本史寿(東京美装)(70)が43位、竹内択(北野建設)(67)が44位、船木和喜(フィットスキー)(15)が58位タイ、吉岡和也(土屋ホーム)(6)が67位タイ、伊藤謙司郎(雪印)(4)が73位です。
 国別成績は1位オーストリア(6041)、2位ノルウェー(3610)、3位ドイツ(2556)となりました。 日本(1519)は6位です。

 ワールドカップはここで一時中断し、次週からはノルウェーのオスロで世界ノルディックスキー選手権が行われます。 ワールドカップの再開は3月11〜13日のラハティ大会です。 ([ワールドカップジャンプ全日程]


■FISワールドカップスキージャンプ ドイツシリーズ■2011年2月8日
 FISワールドカップは、ドイツ国内の3カ所を転戦するスケジュールに入りました。 世界最大のラージヒルを擁するヴィリンゲン、最新設備のクリンゲンタール、そして今季初のフライングヒルの試合となるオーベルシュトドルフです。 団体戦2試合を含む計5試合が行われましたので、結果をまとめてみます。

●1月29日 ヴィリンゲン(ドイツ) 第22戦 ラージヒル団体 HS145 / K130 [リザルト]
 ヴィリンゲン大会緒戦は団体戦です。 この日の天候は快晴。気温は-3.0〜-4.9℃、雪温は-10.3〜-15.4℃、風速は-1.33〜0.18m/sでした。
 優勝はオーストリア(シュリーレンツァウァー/コッホ/コフラー/モルゲンシュテルン)。国別成績でダントツの首位を走るチーム力は他を寄せ付けない強さです。 2位はドイツ(ウアマン/シュミット/ノイマイヤー/フロイント)、3位はポーランド(シュトッホ/ジーラ/フーラ/マリシュ)でした。 日本は 葛西/竹内/湯本/伊東 のオーダーで臨み、6位でした。

●1月30日 ヴィリンゲン(ドイツ) 第23戦 ラージヒル HS145 / K130 [リザルト]
 この日の天候は晴れ。気温は4.1〜0.2℃と少し高め。雪温は-10.6℃、風速は-1.25〜0.63m/sでした。
 優勝したのは地元の新鋭セヴェリン・フロイント(GER)。 143.5mと139.0mを飛んで、大倉山の試合に続いて今季2勝目です。 2位はマルティン・コッホ(AUT)、3位はシモン・アマン(SUI)でした。
 日本勢は湯本史寿(東京美装)が137.5mと136.0mを飛んで11位に食い込んだのが最高。 以下、竹内択(北野建設)が21位、葛西紀明(土屋ホーム)が25位、栃本翔平(雪印)が28位、伊東大貴(雪印)が38位でした。

●2月2日 クリンゲンタール(ドイツ) 第24戦 ラージヒル HS140 / K125 [リザルト]
 この日の天候は曇り。気温は-4.0〜-4.5℃、雪温は-5.0℃、風速は-0.23〜1.14m/sでした。
 優勝したのはカミル・シュトッホ(POL)。 132.0mと136.5mを飛んで今季2勝目です。 2位はトマス・モルゲンシュテルン(AUT)、3位はシモン・アマン(SUI)でした。
 日本勢は栃本翔平(雪印)が125.5mと119.5mを飛んで27位に入りましたが、他の選手は2ndラウンドに進むことができず。 伊東大貴(雪印)は33位、湯本史寿(東京美装)は35位タイ、竹内択(北野建設)は40位タイでした。 1stラウンドでK点を越えるジャンプを見せていた葛西紀明(土屋ホーム)は、体重測定で規定値に達せず失格となりました。

●2月5日 オーベルシュトドルフ(ドイツ) 第25戦 フライングヒル HS213 / K185 [リザルト]
 この日の天候は曇り。気温は6.3℃と高め、雪温は-3.7℃、風速は-1.75〜0.11m/sでした。
 優勝はマルティン・コッホ(AUT)。 1stラウンドでただ一人ヒルサイズを超える214.5mを飛び、2ndラウンドでも210.5mまで飛距離を伸ばして圧勝しました。 2位はトム・ヒルデ(NOR)、3位はグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)でした。
 日本勢は伊東大貴(雪印)が195.0mと205.0mを飛んで5位に入賞する健闘を見せました。 以下、葛西紀明(土屋ホーム)と湯本史寿(東京美装)が同点で並び18位タイ、栃本翔平(雪印)が29位、竹内択(北野建設)が37位タイでした。

●2月6日 オーベルシュトドルフ(ドイツ) 第26戦 フライングヒル団体 HS213 / K185 [リザルト]
 今季初のフライングヒルの団体戦です。 この日の天候は晴れ、気温は前日より更に上がって8.1〜8.4℃、雪温は-1.8〜-2.8℃、風速は-0.56〜0.52m/sでした。
 優勝はオーストリア(モルゲンシュテルン/コフラー/シュリーレンツァウァー/コッホ)、2位はノルウェー(エヴェンセン/ヤコブセン/ルメレン/ヒルデ)、3位はドイツ(ノイマイヤー/フライターク/ウアマン/フロイント)でした。 日本(伊東/湯本/栃本/葛西)は5位に終わりました。

 オーベルシュトドルフ大会を終えて個人総合成績は、トマス・モルゲンシュテルン(AUT)(1529)が1位。 2位はシモン・アマン(SUI)(1099)、3位はアンドレアス・コフラー(AUT)(1016)です。 日本勢は、伊東大貴(雪印)(319)が16位、葛西紀明(土屋ホーム)(174)が25位、栃本翔平(雪印)(138)が27位、湯本史寿(東京美装)(69)が42位、竹内択(北野建設)(58)が45位、船木和喜(フィットスキー)(15)が58位タイ、吉岡和也(土屋ホーム)(6)が67位タイ、伊藤謙司郎(雪印)(4)が72位です。
 国別成績は1位オーストリア(5693)、2位ノルウェー(3196)、3位ドイツ(2531)となりました。 日本(1433)は6位です。

[ワールドカップジャンプ全日程]


■FISワールドカップスキージャンプ ザコパネ大会■2011年1月28日
 ワールドカップはポーランドのザコパネに舞台を移して、先月悪天候で中止になったハラホフ大会の1試合の代替開催を追加して、計3試合を行いました。 日本チームは、伊東大貴(雪印)と葛西紀明(土屋ホーム)の2名のみ参加しました。

●1月21日 ザコパネ(ポーランド) 第19戦 ラージヒル HS134 / K120 [リザルト]
 この日の天候は雪。気温は-5.5℃、雪温は-6.0℃、風速は-0.03〜1.95m/sでした。
 優勝したのは、アダム・マリシュ(POL)。 1stラウンドで138.5mを飛んでトップに立ち、2ndラウンドも128.5mと上手くまとめて逃げ切って、今シーズン初勝利を飾りました。 2位はアンドレアス・コフラー(AUT)、3位はセヴェリン・フロイント(GER)でした。
 日本勢は、伊東大貴(雪印)が128.5mと127.5mを飛んで12位に入ったのが最高。葛西紀明(土屋ホーム)は27位でした。

●1月22日 ザコパネ(ポーランド) 第20戦 ラージヒル HS134 / K120 [リザルト]
 この日の天候は曇り、気温は-8.0〜-6.5℃、雪温は-6.5〜-6.7℃、風速は-1.11〜0.91m/sでした。
 優勝はシモン・アマン(SUI)。 135.5mと129.0mを飛び、両ラウンドともトップになるポイントを獲得して完勝しました。 2位はトマス・モルゲンシュテルン(AUT)、3位はトム・ヒルデ(NOR)でした。
 日本勢は伊東大貴(雪印)が121.0mと112.5mを飛んで24位、葛西紀明(土屋ホーム)は126.5mと109.0mで25位と奮いませんでした。

●1月23日 ザコパネ(ポーランド) 第21戦 ラージヒル HS134 / K120 [リザルト]
 この日の天候は強い雪。 気温は-4.8〜-4.9℃、雪温は-5.0℃、風速は-1.02〜1.34m/sでした。 雪の影響で飛距離落とした選手が続出した試合でした。
 優勝したのはカミル・シュトッホ(POL)。 1stラウンドで123.0mを飛んでトップに立ち、2ndラウンドでも128.0mまで飛距離を伸ばして、ワールドカップ初勝利を挙げました。 2位はトム・ヒルデ(NOR)、3位はミヒャエル・ウアマン(GER)でした。
 日本勢は、葛西紀明(土屋ホーム)が121.0mと124.5mを飛んで5位に入賞。 伊東大貴(雪印)は18位でした。

 ザコパネ大会を終えて個人総合成績は、トマス・モルゲンシュテルン(AUT)(1384)が1位。 2位はシモン・アマン(SUI)(953)、3位はアンドレアス・コフラー(AUT)(915)です。 日本勢は、伊東大貴(雪印)(274)が16位、葛西紀明(土屋ホーム)(155)が25位、栃本翔平(雪印)(129)が28位、竹内択(北野建設)(48)が43位、湯本史寿(東京美装)(32)が50位、船木和喜(フィットスキー)(15)が56位タイ、吉岡和也(土屋ホーム)(6)が65位タイ、伊藤謙司郎(雪印)(4)が70位となりました。
 国別成績は1位オーストリア(4237)、2位ノルウェー(2368)、3位ドイツ(1577)となりました。 これまで3位だったフィンランド(1365)は5位まで順位を落としました。日本(963)は6位です。

 次の試合からドイツでのシリーズが始まります。 ヴィリンゲンで2試合、クリンゲンタールで1試合、オーベルシュトドルフで2試合を行います。 国別成績を競うFISチームツアーでもあり、5試合中2試合が団体戦です。 ([ワールドカップジャンプ全日程]


■国内公式戦(2010年12月〜2011年1月)■2011年1月28日
 遅くなってしまいましたが、今シーズン1月までの国内公式戦の結果を大まかにまとめておきます。

●12月18日 第41回名寄ピヤシリジャンプ大会兼第48回北海道新聞社杯ジャンプ
名寄ピヤシリシャンツェ HS100 / K90

 【男子】1位:船木和喜(フィットスキー)245.5(92.0m/96.5m)/2位:渡瀬雄太(雪印)/3位:佐々木悠兵(日本空調サービス)
 【女子】1位:渡瀬あゆみ(神戸クリニック)

●12月19日 第26回吉田杯ジャンプ大会
名寄ピヤシリシャンツェ HS100 / K90

 【男子】1位:小林潤志郎(東海大)251.5(94.5m/96.5m)/2位:高柳太郎(日本空調サービス)/3位:作山憲斗(北野建設)
 【女子】1位:葛西賀子(日本空調サービス)

●1月3日 第52回雪印メグミルク杯全日本ジャンプ大会
宮の森ジャンプ競技場 HS100 / K90

 【成年】1位:船木和喜(フィットスキー)242.5(98.0m/90.5m)/2位:一戸剛(パルレーシングスキークラブ)/3位:高柳太郎(日本空調サービス)
 【少年】1位:清水礼留飛(新潟新井高)/【ジュニア】1位:伊藤将充(下川中)/【女子】1位:高梨沙羅(上川中)

●1月8日 第38回HTBカップ国際スキージャンプ大会
大倉山ジャンプ競技場 HS134 / K120

 1位:湯本史寿(東京美装)287.7(134.0m/140.0m)/2位:葛西紀明(土屋ホーム)/3位:Mitja Meznar(SLO)

●1月8日 第39回札幌オリンピック記念ジャンプ大会
大倉山ジャンプ競技場 HS134 / K120

 1位:湯本史寿(東京美装)245.4(119.0m/131.5m)/2位:Mitja Meznar(SLO)/3位:Matjaz Pungertar(SLO)

●1月9日 第50回STVカップ国際スキージャンプ競技大会
大倉山ジャンプ競技場 HS134 / K120

 1位:葛西紀明(土屋ホーム)278.8(134.5m/131.5m)/2位:伊東大貴(雪印)/3位:Jernej Damjan(SLO)

●1月10日 第53回HBCカップジャンプ競技会
大倉山ジャンプ競技場 HS134 / K120

 【男子】1位:伊東大貴(雪印)149.7(139.0m)/2位:葛西紀明(土屋ホーム)/3位:湯本史寿(東京美装)/4位:山田大禧(長野市スキークラブ)
 【女子】1位:高梨沙羅(上川中)

●1月22日 第23回UHB杯ジャンプ大会
大倉山ジャンプ競技場 HS134 / K120

 【男子】1位:竹内択(北野建設)283.1(128.0m/141.5m)/2位:栃本翔平(雪印)/3位:湯本史寿(東京美装)
 【女子】1位:渡瀬あゆみ(神戸クリニック)

●1月23日 札幌スキー連盟会長杯兼第22回TVh杯ジャンプ大会
大倉山ジャンプ競技場 HS134 / K120

 【男子】1位:湯本史寿(東京美装)259.8(133.0m/125.5m)/2位:栃本翔平(雪印)/3位:一戸剛(パルレーシングスキークラブ)
 【女子】1位:渡瀬あゆみ(神戸クリニック)


■FISワールドカップスキージャンプ 札幌大会■2011年1月19日
 ここ数年以上、ジャンプ週間直後に開催される札幌大会には、ヨーロッパの強豪選手が欠席するケースが目立ち、ワールドカップ個人総合成績の上位選手が不在の大会はそのレベルの真価を疑問視する向きもありました。 今年は札幌大会開催時点で個人総合成績の上位4名が揃って参加し、風の変化が激しい大倉山の条件に翻弄されながらも、文字通り世界のトップレベルのジャンプを見ることができました。

 日本チームは以下の11名の選手をエントリーしました。間近に控えた世界選手権の代表選考がかかる重要な試合です。

伊東大貴(雪印)/葛西紀明(土屋ホーム)/栃本翔平(雪印)/湯本史寿(東京美装)/竹内択(北野建設)/ 渡瀬雄太(雪印)/吉岡和也(土屋ホーム)/船木和喜(フィットスキー)/山田大禧(長野市スキークラブ)/伊藤謙司郎(雪印)/高柳太郎(日本空調サービス)

●1月15日 札幌/大倉山(日本) 第17戦 ラージヒル HS134 / K120 [リザルト] [フォトレポート]
 ナイトゲームで行われた第17戦。 この日の天候は小雪。気温は-6.1〜-6.2℃、雪温は-6.0℃、風速は-1.03〜1.56m/sでした。 時折強い風が吹くことはありましたが、競技が長時間中断されることはなく、大倉山の試合としては比較的安定した条件だったように思います。
 優勝したのはドイツの伏兵、セヴェリン・フロイント(GER)。 1stラウンドで124.0mを飛んで5位につけ、2ndラウンドでは129.0mまで飛距離を伸ばしてワールドカップ初勝利を挙げました。 2位はトマス・モルゲンシュテルン(AUT)、3位は1stラウンドでトップに立っていたアダム・マリシュ(POL)でした。
 日本勢は葛西紀明(土屋ホーム)が115.5mと109.0mを飛んで11位に入ったのが最高。 以下、14位に竹内択(北野建設)、15位に栃本翔平(雪印)、18位に伊東大貴(雪印)、27位に湯本史寿(東京美装)が入りました。 41位の山田大禧(長野市スキークラブ)、43位の高柳太郎(日本空調サービス)、46位の渡瀬雄太(雪印)、47位の船木和喜(フィットスキー)、49位の吉岡和也(土屋ホーム)は2ndラウンドに進むことができませんでした。 伊藤謙司郎(雪印)は予選を通過することができませんでした。

●1月16日 札幌/大倉山(日本) 第18戦 ラージヒル HS134 / K120 [リザルト] [フォトレポート]
 午前中から行われた第18戦。 この日の天候は曇り。気温は前日から少し上がって、-2.1〜-1.0℃、雪温は-1.5〜-0.1℃、風速は-0.11〜2.98m/sでした。 時折強い向かい風が吹き、ウィンドファクターで20点以上減点されることは珍しくなく、最大で34.9点の減点が出るなど、大倉山特有の厳しい条件に選手達は苦しんでいた様子です。
 優勝したのはアンドレアス・コフラー(AUT)。 1stラウンドで131.0mの2位、2ndラウンドでは132.5mの2位となり、総合点で逆転優勝となりました。 2位は前日の覇者セヴェリン・フロイント(GER)、3位はトマス・モルゲンシュテルン(AUT)でした。
 日本勢は栃本翔平(雪印)が1stラウンドで128.0mを飛んで4位につけましたが、2ndラウンドで順位を下げ13位となりました。 以下、葛西紀明(土屋ホーム)が14位、湯本史寿(東京美装)が15位、船木和喜(フィットスキー)が16位、竹内択(北野建設)が20位、伊東大貴(雪印)が23位、伊藤謙司郎(雪印)が27位でした。 34位の山田大禧(長野市スキークラブ)、37位の高柳太郎(日本空調サービス)、40位の吉岡和也(土屋ホーム)、48位の渡瀬雄太(雪印)は2ndラウンドに進むことができませんでした。

 札幌大会を終えて個人総合成績は、トマス・モルゲンシュテルン(AUT)(1223)が1位。 2位はアンドレアス・コフラー(AUT)(771)、3位はシモン・アマン(SUI)(753)です。 日本勢は、伊東大貴(雪印)(232)が14位、栃本翔平(雪印)(129)が25位、葛西紀明(土屋ホーム)(100)が28位、竹内択(北野建設)(48)が42位、湯本史寿(東京美装)(32)が48位、船木和喜(フィットスキー)(15)が55位タイ、吉岡和也(土屋ホーム)(6)が64位タイ、伊藤謙司郎(雪印)(4)が70位となりました。
 国別成績は1位オーストリア(3694)、2位ノルウェー(1972)、3位フィンランド(1262)で、日本(866)は6位です。



 今年も現地で札幌大会を観戦してきましたので、個人的な雑感を少し書いておきます。

 今大会は、大倉山のワールドカップでウィンドファクターとゲートファクターの点数加減が取り入れられた初めての試合でした。 選手がジャンプを終えるごとに、場内アナウンスで飛距離とウィンドファクターの加減や風の状態が伝えられたので、新しいルールがどのように適用されて点数に反映したのかはよくわかりました。 事前にルールを知っている人も多く、この辺りは札幌の観客のレベルの高さを感じます。

 観客は、ランディングバーンの横にいれば風の状態は把握することができますから、ウィンドファクターで点数が増えるのか減るのかはだいたい予測できます。 問題は、大倉山では向かい風の時の減点の幅があまりに大きいという点です。 20点乃至30点もの減点がなされると、観客席からはその都度大きな溜息が聞かれ、それが次第に冷笑に変わっていくことさえありました。 今まで経験した大倉山の試合では、有り得ない光景です。 観客の盛り上がりも例年とは違う雰囲気が感じられ、はっきりと「見ていて面白くない」という声が聞かれることもあり、新しいルールが定着していない様子がありありと現れていました。

 しかし、更に肝心なことは、日本勢が上位の成績に食い込むことができなかったという、厳然とした事実でしょう。 前週の国内公式戦では140mにも迫る大きなジャンプを見せた選手が、ある時には100mにも届かないで沈んでいってしまう。 ゲート設定が厳しい条件になり、国内戦と同列に比較できないと頭でわかっていても、この現状は見ていて辛いものがあります。 向かい風基調の大倉山で飛び慣れてすぎていることが、ヨーロッパの強豪選手との実力差が埋まらない一つの要因だと指摘する声も聞かれます。 結果として、最終順位は現時点での世界との差が如実に表れ、至極妥当な成績で終わったという印象を受けました。 昨年と比べると、今年は明らかに世界との差がより一層広がったように思います。




 次のワールドカップはポーランドのザコパネで行われます。 悪天候のため中止になったチェコのハラホフ大会の1試合分が代替試合として予定に組み込まれることになり、計3試合行われます。 ([ワールドカップジャンプ全日程]


■FISワールドカップスキージャンプ ハラホフ大会■2011年1月10日
 ジャンプ週間終了から間髪おかず開催されたハラホフ大会。 ハラホフは、昨年12月にラージヒルの試合が予定されていましたが、風の条件が悪く試合が中止になっています。 もともとハラホフのシャンツェは風が強いことで有名で、ラージヒルやフライングヒルのような大きな台でその影響がより顕著に表れます。 幸いにも今大会は2試合とも予定通り競技が行われました。 日本勢は、ビショフスホーフェン大会に参加した 渡瀬雄太(雪印)と吉岡和也(土屋ホーム)が参加しましたが、予選で渡瀬が落選したため、本戦に出場したのは吉岡だけとなりました。

●1月8日 ハラホフ(チェコ) 第15戦 フライングヒル HS205 / K185 [リザルト]
 この日の天候は曇り。気温は4.1℃、雪温は-12.0℃、風速は-2.01〜0.94m/sでした。
 優勝したのはマルティン・コッホ(AUT)。 1stラウンドで211.5mを飛んで4位につけ、2ndラウンドで213.0mを飛んで逆転でこの試合を制しました。 2位はトマス・モルゲンシュテルン(AUT)、3位はアダム・マリシュ(POL)でした。 吉岡和也(土屋ホーム)は178.0mと172.0mを飛んで25位に入り、ワールドカップポイントを獲得しました。

●1月9日 ハラホフ(チェコ) 第16戦 フライングヒル HS205 / K185 [リザルト]
 この日の天候は曇り。気温は4.3〜4.9℃と前日に引き続き高め。雪温は-12.0℃、風速は-1.07〜1.53m/sでした。
 優勝したのはトマス・モルゲンシュテルン(AUT)。 1stラウンドで211.5mを飛んでトップに立ち、2ndラウンドでも193.0mと上手くまとめて今季7勝目を挙げました。 2位はシモン・アマン(SUI)、3位はロマン・コウデルカ(CZE)でした。 吉岡和也(土屋ホーム)は154.5mで32位に終わり、ワールドカップポイントの獲得はなりませんでした。

 ハラホフ大会を終えて個人総合成績は、トマス・モルゲンシュテルン(AUT)(1083)が1位。 2位はシモン・アマン(SUI)(681)、3位はアンドレアス・コフラー(AUT)(621)です。 日本勢は吉岡和也(土屋ホーム)(6)が今季初のポイント獲得で57位タイにランクイン。 その他の選手はポイントの加減無く、伊東大貴(雪印)(211)が16位、栃本翔平(雪印)(93)が25位、葛西紀明(土屋ホーム)(58)が35位、竹内択(北野建設)(19)が47位タイ、湯本史寿(東京美装)(12)が52位となっています。
 国別成績は1位オーストリア(3315)、2位ノルウェー(1867)、3位フィンランド(1253)で、日本(699)は6位です。

 次のワールドカップは札幌で行われます。HS134の大倉山ジャンプ競技場で、例年のように2試合が予定されています。 今年も現地に観戦に行ってくる予定です。 ([ワールドカップジャンプ全日程]


■ジャンプ週間(4Schanzentournee)■2011年1月10日
 毎年恒例、ドイツ、オーストリアを転戦するジャンプ週間の開幕です。 日本チームの参加は今回とても変則的で、インスブルック大会までの3戦には 伊東大貴(雪印)/栃本翔平(雪印)/葛西紀明(土屋ホーム)/竹内択(北野建設)/渡瀬雄太(雪印) の5名で臨みましたが、伊東・栃本・葛西・竹内の4名を週末の国内公式戦の参加させるために、ビショフスホーフェン大会を欠場させました。 ビショフスホーフェン大会には 渡瀬雄太(雪印)と吉岡和也(土屋ホーム)の2名が参加しました。 国内公式戦を開催するテレビ局やその放送の視聴率などに関して、複雑な事情がある模様です。

●12月30日 オーベルシュトドルフ(ドイツ) 第11戦 ラージヒル HS137 / K120 [リザルト]
 この日の天候は曇り。 気温は1.9〜1.7℃、雪温は-3.0℃、風速は-0.60〜0.49m/sでした。気温がずいぶん高いですね。
 優勝したのはトマス・モルゲンシュテルン(AUT)。 131.5mと138.0mを飛んで快勝しました。 2位はマッティ・ハウタマキ(FIN)、3位はマヌエル・フェットナー(AUT)でした。
 日本勢は伊東大貴(雪印)が123.5mと120.5mを飛んで15位に入ったのが最高。 以下、葛西紀明(土屋ホーム)は22位、栃本翔平(雪印)は28位、竹内択(北野建設)は39位でした。

●1月1日 ガルミッシュ・パルテンキルヘン(ドイツ) 第12戦 ラージヒル HS140 / K125 [リザルト]
 この日の天候は快晴。しかし風の条件が芳しくなく、1stラウンドのみで試合は打ち切られました。 気温-3.5℃、雪温-6.0℃、風速は-1.81〜0.46m/sでした。
 優勝したのは131.0mを飛んだシモン・アマン(SUI)2位はパヴェル・カレリン(RUS)、3位はアダム・マリシュ(POL)でした。 日本勢は、21位葛西紀明(土屋ホーム)、22位伊東大貴(雪印)、35位栃本翔平(雪印)、47位渡瀬雄太(雪印)と、全般的に奮いませんでした。

●1月3日 インスブルック(オーストリア) 第13戦 ラージヒル HS130 / K120 [リザルト]
 この日の天候は晴れ。 気温は2.0〜-2.5℃、雪温は-6.0〜-7.0℃、風速は-0.86〜0.74m/sでした。
 優勝は129.5mと126.5mを飛んだトマス・モルゲンシュテルン(AUT)でした。これで今季5勝目です。 2位はアダム・マリシュ(POL)、3位はトム・ヒルデ(NOR)でした。
 日本勢は118.0mと118.5mを飛んだ葛西紀明(土屋ホーム)が22位に入ったのが最高。 伊東大貴(雪印)は30位、竹内択(北野建設)は39位、栃本翔平(雪印)は46位でした。

●1月6日 ビショフスホーフェン(オーストリア) 第14戦 ラージヒル HS140 / K125 [リザルト]
 この日の天候は曇り。 気温は-3.5〜-4.4℃、雪温は-7.7〜-8.4℃、風速は-0.67〜0.77m/sでした。
 ジャンプ週間最終戦を制したのは上り調子のトム・ヒルデ(NOR)。 138.0mと132.0mを飛んで、追いすがるライバル達を振り切りました。 2位はトマス・モルゲンシュテルン(AUT)、3位はアンドレアス・コフラー(AUT)でした。
 日本勢はただ一人予選を通過した吉岡和也(土屋ホーム)が49位に入ったのみ。 渡瀬雄太(雪印)は予選落ちし、たった二人の参戦では主力が抜けた穴を埋める戦力には脆弱すぎました。

 ビショフスホーフェン大会を終えて個人総合成績は、トマス・モルゲンシュテルン(AUT)(903)が1位。 2位はアンドレアス・コフラー(AUT)(621)、3位はシモン・アマン(SUI)(561)です。 日本勢は伊東大貴(雪印)(211)がシード落ちしてしまい15位、栃本翔平(雪印)(93)が22位、葛西紀明(土屋ホーム)(58)が33位、竹内択(北野建設)(19)が42位、湯本史寿(東京美装)(12)が46位となっています。
 国別成績は1位オーストリア(2832)、2位ノルウェー(1647)、3位フィンランド(1214)で、日本(693)は6位です。

 ジャンプ週間が終わってすぐに、舞台はチェコのハラホフに移されます。 次の試合はフライングヒルです。([ワールドカップジャンプ全日程]


■FISワールドカップスキージャンプ エンゲルベルク大会■2010年12月27日
 リレハンメル大会の翌週にチェコのハラホフで予定されていた試合は、当地の悪天候のために2試合分の決勝競技が中止となり、そのうち1試合は翌週のエンゲルベルク大会に代替試合として組み込まれることとなりました。 よって今回のエンゲルベルク大会は3試合となります。

●12月17日 エンゲルベルク(スイス) 第7戦 ラージヒル HS137 / K125 [リザルト]
 悪天候のため1ラウンドのみを行って競技成立となりました。 この日の天候は曇り、気温は-1.6℃、雪温は-3.5℃、風速は-0.62〜0.76m/sでした。
 優勝したのは137.0mを飛んだトマス・モルゲンシュテルン(AUT)、2位は140.0mのアンドレアス・コフラー(AUT)、3位は136.0mのヴォルフガング・ロイツル(AUT)。 好調オーストリア勢が表彰台を独占する結果となりました。
 日本勢は伊東大貴(雪印)が125.5mを飛んで8位、栃本翔平(雪印)が12位、湯本史寿(東京美装)が26位、葛西紀明(土屋ホーム)が35位、竹内択(北野建設)が36位タイでした。

●12月18日 エンゲルベルク(スイス) 第8戦 ラージヒル HS137 / K125 [リザルト]
 この日の天候は曇り、気温は-4.3〜-6.0℃、雪温は-4.9〜-7.4℃、風速は-2.21〜0.19m/sでした。
 優勝したのはこの日もトマス・モルゲンシュテルン(AUT)。 135.0mと135.5mを飛んで、今季早くも4勝目です。 2位はアダム・マリシュ(POL)、3位はマッティ・ハウタマキ(FIN)でした。
 日本勢は伊東大貴(雪印)が130.5mと131.0mを飛んで6位に入賞。 以下、栃本翔平(雪印)が20位、葛西紀明(土屋ホーム)が29位、竹内択(北野建設)が32位タイ、湯本史寿(東京美装)が41位でした。

●12月19日 エンゲルベルク(スイス) 第7戦 ラージヒル HS137 / K125 [リザルト]
 エンゲルベルク大会最終日。この日の天候は曇り、気温は1.6〜1.2℃と高め、雪温は-2.8〜-2.3℃、風速は-1.69〜0.57m/sでした。
 優勝はアンドレアス・コフラー(AUT)。127.0mと135.0mを飛んで今季2勝目です。 2位はトマス・モルゲンシュテルン(AUT)、3位はアダム・マリシュ(POL)でした。
 日本勢は全般的に奮わず、竹内択(北野建設)が122.5mを2本揃えて22位に入ったのが最高。 伊東大貴(雪印)は31位、栃本翔平(雪印)は36位、葛西紀明(土屋ホーム)が46位、湯本史寿(東京美装)が48位でした。

 エンゲルベルク大会を終えて個人総合成績は、トマス・モルゲンシュテルン(AUT)(605)がダントツの1位。 2位はアンドレアス・コフラー(AUT)(480)、3位はマッティ・ハウタマキ(FIN)(351)です。 日本勢は伊東大貴(雪印)(185)が9位、栃本翔平(雪印)(90)が18位タイ、葛西紀明(土屋ホーム)(30)が30位、竹内択(北野建設)(19)が33位タイ、湯本史寿(東京美装)(12)が38位タイとなっています。
 国別成績は1位オーストリア(2008)、2位ノルウェー(1197)、3位フィンランド(971)で、日本(636)は5位です。

 次の試合からはいよいよジャンプ週間が始まります。([ワールドカップジャンプ全日程]


■FISワールドカップスキージャンプ リレハンメル大会■2010年12月18日
 ジャンプ週間並みの過密スケジュールで移動して、次の試合はノルウェーのリレハンメル。 今年のヨーロッパは大寒波という話を聞きますが、このリレハンメルも相当寒く。-20℃に達しようかという寒さの中で試合が行われました。

●12月4日 リレハンメル(ノルウェー) 第4戦 ラージヒル HS138 / K123 [リザルト]
 この日の天候は曇り、のち快晴。 気温は-17.7〜16.8℃、雪温は-20.6〜-20.7℃、風速は-1.15〜0.75m/sでした。
 優勝したのは、トマス・モルゲンシュテルン(AUT)。 138.5mと137.5mを飛んで完勝しました。 2位はヨハン・レメン・エヴェンセン(NOR)、3位はトム・ヒルデ(NOR)でした。 地元ノルウェー勢の健闘も、モルギーの強さには一足及ばなかったという印象です。
 日本勢は伊東大貴(雪印)が132.5mと125.0mを飛んで9位に入ったのが最高。 以下、栃本翔平(雪印)が12位、葛西紀明(土屋ホーム)が27位、竹内択(北野建設)が38位、湯本史寿(東京美装)が50位でした。

●12月5日 リレハンメル(ノルウェー) 第5戦 ラージヒル HS138 / K123 [リザルト]
 この日の天候は曇り。 気温は少し上がって-11.3〜-11.5℃、雪温は-18.0〜-17.5℃、風速は-0.38〜0.63m/sでした。
 リレハンメル大会2試合目を制したのはこの日もトマス・モルゲンシュテルン(AUT)。 135.0mと137.0mで今季2勝目です。 2位はヴィレ・ラリント(FIN)、3位はシモン・アマン(SUI)でした。
 この日の日本勢は全体的に奮わず、伊東大貴(雪印)が125.0mと122.5mで19位に入ったのが最高でした。 以下、栃本翔平(雪印)が24位、竹内択(北野建設)が25位、葛西紀明(土屋ホーム)が29位、湯本史寿(東京美装)が38位でした。

 次の試合はチェコのハラホフで行われる予定でしたが、当地が悪天候のため2試合とも中止となり、代替試合をその次の週に開催されるエンゲルベルク大会(スイス)で行うことになりました。([ワールドカップジャンプ全日程]


■FISワールドカップスキージャンプ クォピオ大会■2010年12月18日
 今シーズンは来年2月下旬から3月初旬にかけてノルウェーのオスロで世界選手権があり、例年3月に行われる北欧のノルディックトーナメントが予定通りの試合数を行うことができません。 そのためか、フィンランドのクォピオの試合がこの時期に組まれることとなりました。 クーサモ大会終了後すぐに移動して、ラージヒル個人戦を1試合行いました。

●12月1日 クォピオ(フィンランド) 第3戦 ラージヒル HS127 / K120 [リザルト]
 この日の天候は雪。 気温は-7.0℃、雪温は-10.8℃、風速は0.20〜2.62m/s。 この時期のフィンランドに特徴的な、風の変化の強い悪条件です。
 優勝したのはヴィレ・ラリント(FIN)。 1stラウンドで129.5m、2ndラウンドで124.0mを飛んで、2位をわずか0.1ポイント上回りこの試合を制しました。 2位はマッティ・ハウタマキ(FIN)、3位はシモン・アマン(SUI)でした。
 日本勢は伊東大貴(雪印)が121.5mと123.0mを飛んで6位に入賞。 栃本翔平(雪印)は15位、葛西紀明(土屋ホーム)は16位タイに入りました。 以下、湯本史寿(東京美装)は29位、竹内択(北野建設)は32位でした。

 ([ワールドカップジャンプ全日程]


■FISワールドカップスキージャンプ クーサモ大会■2010年12月18日
 2010−2011年のワールドカップが開幕しました。 場所はフィンランドのクーサモ。 いつものように、クロスカントリー、複合、純ジャンプの全てのワールドカップ開幕戦が行われる「オープニングイベント」です。 今シーズンは2月の世界選手権がありますので、年末年始のジャンプ週間と世界選手権を見据えて、試合を続けていくことになります。 今節では日本チームは以下の6名を派遣しています。

伊東大貴(雪印)/葛西紀明(土屋ホーム)/湯本史寿(東京美装)/栃本翔平(雪印)/竹内択(北野建設)/作山憲斗(北野建設)

●11月27日 クーサモ(フィンランド) 第1戦 ラージヒル団体 HS142 / K120 [リザルト]
 初戦は団体戦です。 夕方開始のスケジュールですが、高緯度地域なので、夜と変わらない暗さです。 この日の天候は快晴、気温は-16.0〜-15.0℃、雪温は-18.0℃、風速は-1.94〜0.43m/sということです。
 優勝はオーストリア(モルゲンシュテルン/ロイツル/コフラー/シュリーレンツァウァー)。 この日の最長不倒距離となるコフラーの145.5mをはじめ、全員が大ジャンプを決めて圧勝しました。 2位はノルウェー(ルメレン/バーダル/ヤコブセン/ヒルデ)、3位は日本(栃本/葛西/竹内/伊東)でした。 日本チームは特に伊東と栃本の調子が良く、追いすがるフィンランドを突き放して3位に食い込みました。 ワールドカップの開幕初戦に団体戦を行うようになって今シーズンが4回目ですが、その団体戦で日本が表彰台に立つのは初めてのことです。

●11月28日 クーサモ(フィンランド) 第2戦 ラージヒル HS142 / K120 [リザルト]
 第2戦は個人戦です。 天候はわずかな雪、気温は-13.4〜14.8℃、雪温は-16.0℃、風速は-1.21〜0.50m/sでした。
 優勝したのはアンドレアス・コフラー(AUT)。 1stラウンドでこの日の最長不倒距離となる145.5mを飛び、2ndラウンドでも143.5mまで飛距離を伸ばして完勝しました。 2位はトマス・モルゲンシュテルン(AUT)、3位はシモン・アマン(SUI)でした。
 日本勢は伊東大貴(雪印)が好調で、133.0mと135.0mを飛んで8位に入りました。 以下、栃本翔平(雪印)が19位、葛西紀明(土屋ホーム)が24位、湯本史寿(東京美装)が26位、竹内択(北野建設)が27位で、エントリーした全員が30位以内に入りワールドカップポイントを獲得しました。

 個人総合成績は、第2戦の成績そのままの順位です。 1位がアンドレアス・コフラー(AUT)(100)、2位がトマス・モルゲンシュテルン(AUT)(80)、3位がシモン・アマン(SUI)(60)となります。 伊東大貴(雪印)(32)が8位、栃本翔平(雪印)(12)が19位、葛西紀明(土屋ホーム)(7)が24位、湯本史寿(東京美装)(5)が26位、竹内択(北野建設)(4)が27位です。
 国別成績は、1位がオーストリア(645)、2位がノルウェー(498)、3位が日本(360)となっています。

 次の試合はフィンランドのクォピオで行われます。([ワールドカップジャンプ全日程]


■FISグランプリスキージャンプ 第8戦・第9戦■2010年11月1日
 FISグランプリスキージャンプの第8戦・第9戦の結果をまとめておきます。 グランプリシリーズの最後を飾る2試合ですが、前の白馬大会までの試合で好成績を残していた伊東大貴(雪印)や、栃本翔平(雪印)、竹内択(北野建設)、湯本史寿(東京美装)らの選手は参加しませんでした。 日本からは、渡瀬雄太(雪印)と吉岡和也(土屋ホーム)の2名が参加しました。

●10月1日 リベレツ(チェコ) 第8戦 ラージヒル HS134 / K120 [リザルト]
 ナイトゲームで行われた試合でした。 天候は曇り、気温は6.0℃、風速は-1.87〜-0.30m/s。
 優勝はアダム・マリシュ(POL)。126.0mと127.5mを飛び、両ラウンドでトップのポイントを獲って完勝しました。 2位はトム・ヒルデ(NOR)、3位はカミル・シュトッホ(POL)でした。
 日本勢は、渡瀬雄太(雪印)が18位、吉岡和也(土屋ホーム)は2ndラウンドに進めず36位でした。

●10月3日 クリンゲンタール(ドイツ) 第9戦 ラージヒル HS140 / K125 [リザルト]
 グランプリシリーズの総合成績が決まる最終戦です。 この日の天候は曇り、気温は11.5〜10.5℃、風速は-1.54〜1.58m/s。
 優勝したのはカミル・シュトッホ(POL)。 1stラウンドで133.5m、2ndラウンドでは143.5mの大ジャンプを見せて逆転優勝しました。 2位は1stラウンドでトップだったトマス・モルゲンシュテルン(AUT)、3位はグレゴァ・シュリーレンツァウァー(AUT)でした。 伊東大貴(雪印)と個人総合成績のトップを争っていたアダム・マリシュ(POL)は、スタートゲートでの時間制限で失格となりました。
 日本勢は、渡瀬雄太(雪印)が33位、吉岡和也(土屋ホーム)が45位で、両名とも2ndラウンドに進むことができませんでした。


 FISグランプリスキージャンプの最終成績は以下の通りです。ポーランドと日本の健闘が目立ちます。

 1. 伊東大貴 (雪印)                   530
 2. Kamil Stoch (POL)                 500
 3. Adam Malysz (POL)                 480
 4. Thomas Morgenstern (AUT)          383
 5. Dawid Kubacki (POL)               348
 6. Tom Hilde (NOR)                   284
 7. Severin Freund (GER)              230
 8. Kalle Keituri (FIN)               182
 9. David Zauner (AUT)                176
10. Pavel Karelin (AUT)               168
11. Harri Olli (FIN)                  160
12. 竹内拓 (北野建設)                 158
13. 栃本翔平 (雪印)                   156
14. 湯本史寿 (東京美装)               135
15. Borek Sedlak (CZE)                128
16. Gregor Schlierenzauer (AUT)       124
17. Maciej Kot (POL)                  124
18. Stefan Hula (POL)                 123
19. Simon Ammann (SUI)                104
20. Bjoern Einar Romoeren (NOR)       102
21. Johan Remen Evensen (NOR)         100
22. Rafal Sliz (POL)                   95
23. Peter Prevc (SLO)                  86
24. Denis Kornilov (RUS)               84
25. Michael Uhrmann (GER)              83
26. Matti Hautamaeki (FIN)             74
27. Lukas Hlava (CZE)                  73
28. Michael Neumayer (GER)             71
29. Wolfgang Loitzl (AUT)              68
30. Maximilian Mechler (GER)           66
37. 渡瀬雄太 (雪印)                    43
42. 吉岡和也 (土屋ホーム)              29
61. Hyun-Ki Kim (KOR)                  14
61. 船木和喜 (フィットスキー)          14
61. Dimitry Ipatov (RUS)               14
61. Andreas Wank (RUS)                 14
65. 小山内佳彦 (東京美装)              13
65. Anders Jacobsen (NOR)              13
65. Martin Koch (AUT)                  13
72. 東輝 (日本空調サービス)            10
74. 葛西紀明 (土屋ホーム)               8
76. 細山周作 (雪印)                     5
76. Markus Eggenhofer (AUT)             5
76. Andrea Morassi (ITA)                5

 国別成績は以下の通りです。
 1. Poland                           2173
 2. Japan                            1351
 3. Austria                           997
 4. Norway                            910
 5. Germany                           812
 6. Finland                           677
 7. Czech Republic                    417
 8. Russian Federation                334
 9. Slovenia                          226
10. Switzerland                       139
11. France                            101
12. Korea                              68
13. Bulgaria                           61
14. Kazakhstan                         29
15. Italy                              14

 ([ワールドカップジャンプ全日程]


■FISグランプリスキージャンプ 白馬大会■2010年9月1日
 今年も白馬にサマーグランプリがやってきました。 ここまでの戦いで個人総合成績の首位にいる伊東大貴(雪印)と、開幕の団体戦で優勝するなど絶好調を維持しているポーランドの若手選手達の一騎打ちに、その他の日本人選手がどのように絡んでくるのかという試合展開になりました。 試合は両日ともナイトゲーム。今年も現地まで観戦しに行ってきました。

●8月28日 白馬(日本) 第6戦 ラージヒル HS131 / K120 [リザルト] [フォトレポート]
 この日の天候は曇り。 気温は24.2〜23.6℃、風速は-0.62〜0.35m/s。 トライアルラウンド開始直前に雷を伴ったゲリラ豪雨に見舞われたため、トライアルラウンドは中止されて本戦2ラウンドのみが行われました。 1stラウンド開始時には雨はすっかり上がり、風も弱く、条件は良好だったと思います。
 優勝したのは我らがエース、伊東大貴(雪印)。 1stラウンドに131.5mを飛んでトップに立ち、2ndラウンドでも落ち着いたジャンプで128.5mまで飛距離を伸ばして、3勝目を挙げました。 2位はダウィド・クバッキ(POL)、3位はカミル・シュトッホ(POL)となり、現在調子の良い選手が順当に上位を占めました。
 その他の日本人選手は、2ndラウンドで134.0mを飛びながら転倒して惜しくも優勝に手が届かなかった湯本史寿(東京美装)が6位、地元の大応援団の声援を受けて2ndラウンドでは131.5mを飛んだ竹内択(北野建設)が7位、栃本翔平(雪印)も9位に入り、10位以内に4名が食い込みました。 以下、吉岡和也(土屋ホーム)が16位、渡瀬雄太(雪印)が17位、小山内佳彦(東京美装)が18位、東輝(日本空調サービス)が21位、船木和喜(フィットスキー)が22位、細山周作(雪印)が26位タイでした。 40位の作山憲斗(北野建設)と43位の坂野幸夫(雪印)は2ndラウンドに進むことができませんでした。

●8月29日 白馬(日本) 第7戦 ラージヒル HS131 / K120 [リザルト] [フォトレポート]
 前日に降ったような豪雨もなく、落ち着いた条件で行われた第7戦。 天候は曇り、気温は26.0〜25.0℃、風速は-0.50〜0.43m/sでした。
 この日の優勝はカミル・シュトッホ(POL)。 129.5mと130.5mを飛び、それぞれのラウンドでトップのポイントを叩き出して完勝しました。 2位はダウィド・クバッキ(POL)で、ポーランド勢のワンツーフィニッシュ、3位は129.0mと126.5mを飛んだ湯本史寿(東京美装)でした。 前日の第6戦を制した伊東大貴(雪印)はこの日は精彩を欠き、124.5mと126.0mで4位に終わりました。
 以下、栃本翔平(雪印)が5位に入賞、竹内択(北野建設)が10位、渡瀬雄太(雪印)が15位、吉岡和也(土屋ホーム)が17位でした。

 白馬大会を終えた時点での個人総合成績は、伊東大貴(雪印)(530)が1位、アダム・マリシュ(POL)(380)が2位、ダウィド・クバッキ(POL)(345)が3位です。 竹内択(北野建設)(158)は8位、栃本翔平(雪印)(156)は9位タイ、湯本史寿(東京美装)(135)は12位、渡瀬雄太(雪印)(30)が34位、吉岡和也(土屋ホーム)(29)が35位、船木和喜(フィットスキー)(14)が48位タイ、小山内佳彦(東京美装)(13)が51位タイ、東輝(日本空調サービス)(10)が56位タイ、葛西紀明(土屋ホーム)(8)は60位タイ、細山周作(雪印)(5)が63位タイとなりました。
 国別成績は1位がポーランド(1852)、2位は日本(1338)、3位はオーストリア(731)となっています。

 次の大会は少し時期を開けて、10月の開催です。 10月1日にチェコのリベレツでラージヒル個人戦、その次は10月3日にドイツのクリンゲンタールでラージヒル個人戦を行い、サマーグランプリの全ての日程を終える予定です。 ([ワールドカップジャンプ全日程]


■FISグランプリスキージャンプ ウィスラ大会■2010年8月27日
 今シーズンからFISの公認を受けて公式戦に使われることになった、新設のシャンツェです。 HS134、K120ということは、大きさとしては大倉山とほぼ同じということになります。 好調なポーランド勢が地元でどのような強さを見せるか、伊東大貴がどこまで食い下がれるのか、その辺りに注目が集まる大会となりました。

●8月20日 ウィスラ(ポーランド) 第4戦 ラージヒル HS134 / K120 [リザルト]
 ナイトゲームで行われた試合。 天候は快晴、気温は17.0〜15.0℃、風速は-0.39〜0.16m/sでした。
 優勝したのはアダム・マリシュ(POL)。131.0mと129.0mを飛んで安定した強さで2勝目を挙げました。 2位はカミル・シュトッホ(POL)、3位は伊東大貴(雪印)でした。 伊東は128.0mと130.5mを飛び、好調さを維持しています。
 それ以外の日本人選手は、栃本翔平(雪印)が121.0mと124.0mを飛んで19位に入ったのが最高。 竹内択(北野建設)は24位、湯本史寿(東京美装)は25位でした。 44位の葛西紀明(土屋ホーム)と48位の船木和喜(フィットスキー)は2ndラウンドに進むことができませんでした。

●8月21日 ウィスラ(ポーランド) 第5戦 ラージヒル HS134 / K120 [リザルト]
 夕方に行われた第5戦。 天気は晴れ、気温は23.0℃、風速は-0.36〜1.37m/sでした。前日よりも少し風があるでしょうか。
 優勝したのはカミル・シュトッホ(POL)。131.0mと129.0mで2位を大きく引き離して快勝しました。 その2位は、伊東大貴(雪印)。123.0mと129.0mを飛んで4試合連続の表彰台です。 3位はトム・ヒルデ(NOR)でした。
 それ以外の日本人選手は、竹内択(北野建設)が118.0mと119.5mを飛んで19位に入りましたが、2ndラウンドに進めたのはここまで。 湯本史寿(東京美装)は31位、船木和喜(フィットスキー)は36位タイ、葛西紀明(土屋ホーム)は44位と、奮いませんでした。

 ウィスラ大会を終えた時点で個人総合成績は、伊東大貴(雪印)(380)とアダム・マリシュ(POL)(380)が種IDEで並びました。 3位はトマス・モルゲンシュテルン(AUT)(263)です。 竹内択(北野建設)(96)は11位、栃本翔平(雪印)(82)は14位、湯本史寿(東京美装)(35)は29位、葛西紀明(土屋ホーム)(8)は49位タイ、船木和喜(フィットスキー)(5)は51位タイです。
 国別成績は1位がポーランド(1405)、2位は日本(856)、3位はオーストリア(718)となっています。

 次の大会は日本の白馬で行われます。 現在絶好調の伊東大貴がどんな飛躍を見せてくれるか、楽しみですね。 ([ワールドカップジャンプ全日程]


■FISグランプリスキージャンプ 開幕■2010年8月16日
 FISグランプリスキージャンプが今年も始まりました。 開幕大会となるヒンターツァルテン大会から、アインジーデルン大会までの結果を簡単にまとめておきます。

●8月7日 ヒンターツァルテン(ドイツ) 団体戦 ノーマルヒル HS108 / K95 [リザルト]
 ヒンターツァルテン大会の緒戦は団体戦です。 この日の天候は晴れ、気温21.0〜20.0℃、風速は-0.32〜1.79m/s、試合はナイトゲームで行われました。
 優勝はポーランド(コット/ミェトゥス/クバッキ/マリシュ)。4名8本のジャンプのうち6本がそのグループのトップのポイントとなるもので、全メンバー絶好調のようです。 2位はノルウェー(ルメレン/エヴェンセン/ヤコブセン/ヒルデ)、3位はドイツ(ノイマイヤー/ヴァンク/フロイント/ウアマン)でした。
 日本チームは 湯本史寿/竹内択/葛西紀明/伊東大貴 のオーダーで臨み、4位でした。

●8月8日 ヒンターツァルテン(ドイツ) 第1戦 ノーマルヒル HS108 / K95 [リザルト]
 個人第1戦は生憎の雨の中行われました。 気温20.0〜18.0℃、風速は0.05〜2.02m/sでした。
 優勝はアダム・マリシュ(POL)。103.5mと107.0mを飛んで、団体戦に続いての優勝です。 2位はトマス・モルゲンシュテルン(AUT)、3位はカレ・ケイツリ(FIN)でした。
 日本勢は竹内択(北野建設)が103.0mと104.5mを飛んで4位に入賞、伊東大貴(雪印)も健闘して6位タイに入賞しました。 以下、栃本翔平(雪印)が12位、湯本史寿(東京美装)が13位、葛西紀明(土屋ホーム)が23位でした。 船木和喜(フィットスキー)は35位で、2ndラウンドに進むことができませんでした。

●8月13日 クーシュベル(フランス) 第2戦 ラージヒル HS132 / K120 [リザルト]
 ナイトゲームで行われたクーシュベル大会。この日の天候は曇り、気温は17.8〜17.0℃、風速は-1.02〜2.01m/sでした。
 優勝したのは伊東大貴(雪印)。 133.5mと130.0mを飛び、今季は開幕からずっと安定しているようです。見事な勝利でした。 2位はトマス・モルゲンシュテルン(AUT)、3位はダヴィド・ザウナー(AUT)でした。
 その他の日本勢は、竹内択(北野建設)が125.0mと115.0mとをんで17位、栃本翔平(雪印)が20位に入りました。 船木和喜(フィットスキー)は38位、湯本史寿(東京美装)が44位、葛西紀明(土屋ホーム)が48位で、この3名は2ndラウンドに進むことができませんでした。

●8月15日 アインジーデルン(スイス) 第3戦 ラージヒル HS117 / K105 [リザルト]
 アインジーデルン大会は、悪天候のためか2ndラウンドがキャンセルされ、1stラウンドのみで順位が確定しました。 この日の天候は曇り、気温は18.5℃、風速は-2.23〜1.03m/sでした。
 優勝はクーシュベル大会に引き続き、伊東大貴(雪印)。飛距離は116.0mでした。 2位はアダム・マリシュ(POL)、3位はマチェイ・コット(POL)でした。 相変わらずポーランド勢の好調さが目を引きます。
 その他の日本勢は、竹内択(北野建設)が103.0mで20位、湯本史寿(東京美装)が24位、栃本翔平(雪印)が25位、船木和喜(フィットスキー)が26位、葛西紀明(土屋ホーム)が35位でした。

 アインジーデルン大会を終えた時点で個人総合成績は、伊東大貴(雪印)(240)が1位、2位はアダム・マリシュ(POL)(230)、3位はトマス・モルゲンシュテルン(AUT)(178)です。 竹内択(北野建設)(75)は10位、栃本翔平(雪印)(39)は19位、湯本史寿(東京美装)(27)は24位、葛西紀明(土屋ホーム)(8)は39位、船木和喜(フィットスキー)(5)は40位タイです。
 国別成績は1位がポーランド(883)、2位は日本(644)、3位はドイツ(497)となっています。

 次の大会はポーランドのウィスラで行われます。ワールドカップクラスの試合がここで行われるのは初めてのことになるでしょうか。  ([ワールドカップジャンプ全日程]


■2010−2011年 FISワールドカップスキージャンプ 日程■2011年3月20日更新
 2010〜2011年のFISワールドカップスキージャンプの日程です。今後変更される可能性もあります。

FISグランプリスキージャンプ
 2010.08.07 ヒンターツァルテン(GER)            HS108団体(ナイトゲーム)
 2010.08.08 ヒンターツァルテン(GER)            HS108
 2010.08.13 クーシュベル(FRA)                  HS132(ナイトゲーム)
 2010.08.15 アインジーデルン(SUI)              HS117
 2010.08.20 ウィスラ(POL)                      HS134(ナイトゲーム)
 2010.08.21 ウィスラ(POL)                      HS134(ナイトゲーム)
 2010.08.28 白馬(JPN)                          HS131(ナイトゲーム)
 2010.08.29 白馬(JPN)                          HS131(ナイトゲーム)
 2010.10.01 リベレツ(CZE)                      HS134(ナイトゲーム)
 2010.10.03 クリンゲンタール(GER)              HS140

FISワールドカップスキージャンプ
 2010.11.27 クーサモ(FIN)                      HS142団体(ナイトゲーム)
 2010.11.28 クーサモ(FIN)                      HS142
 2010.12.01 クォピオ(FIN)                      HS127(ナイトゲーム)
 2010.12.04 リレハンメル(NOR)                  HS138(ナイトゲーム)
 2010.12.05 リレハンメル(NOR)                  HS138
 2010.12.11 ハラホフ(CZE)                      HS142(ナイトゲーム)  Cancelled
 2010.12.12 ハラホフ(CZE)                      HS142  Cancelled
 2010.12.17 エンゲルベルク(SUI)                HS137
 2010.12.18 エンゲルベルク(SUI)                HS137
 2010.12.19 エンゲルベルク(SUI)                HS137

 4Schanzentournee〜ジャンプ週間
 2010.12.29 オーベルシュトドルフ(GER)          HS137(ナイトゲーム)
 2011.01.01 ガルミッシュ・パルテンキルヘン(GER)HS140
 2011.01.03 インスブルック(AUT)                HS130
 2011.01.06 ビショフスホーフェン(AUT)          HS140(ナイトゲーム)

 2011.01.08 ハラホフ(CZE)                      HS205(ナイトゲーム)
 2011.01.09 ハラホフ(CZE)                      HS205
  2011.01.15 札幌/大倉山(JPN)                 HS134(ナイトゲーム)
  2011.01.16 札幌/大倉山(JPN)                 HS134
 2011.01.21 ザコパネ(POL)                      HS134(ナイトゲーム)
 2011.01.22 ザコパネ(POL)                      HS134(ナイトゲーム)
 2011.01.23 ザコパネ(POL)                      HS134(ナイトゲーム)

 2011.01.29 ヴィリンゲン(GER)                  HS145団体(▼)
 2011.01.30 ヴィリンゲン(GER)                  HS145(▼)
 2011.02.02 クリンゲンタール(GER)              HS140(▼)
 2011.02.05 オーベルシュトドルフ(GER)          HS213(▼)
 2011.02.06 オーベルシュトドルフ(GER)          HS213団体(▼)

 2011.02.12 ヴィケルスン(NOR)                  HS207(ナイトゲーム)
 2011.02.13 ヴィケルスン(NOR)                  HS207

 2011 FIS世界ノルディックスキー選手権
  2011.02.25 オスロ/ホルメンコーレン(NOR)     女子HS106(◆)
  2011.02.26 オスロ/ホルメンコーレン(NOR)     男子HS106(◆)
  2011.02.27 オスロ/ホルメンコーレン(NOR)     男子HS106団体(◆)
  2011.03.03 オスロ/ホルメンコーレン(NOR)     男子HS134(◆)
  2011.03.05 オスロ/ホルメンコーレン(NOR)     男子HS134団体(◆)

 2011.03.12 ラハティ(FIN)                      HS130団体
 2011.03.13 ラハティ(FIN)                      HS130
 2011.03.18 プラニツァ(SLO)                    HS215
 2011.03.19 プラニツァ(SLO)                    HS215団体
 2011.03.20 プラニツァ(SLO)                    HS215
HS … Hill Size
(◆)成績はワールドカップポイントに加算されません。
(▼)FISチームツアー

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