あるびれおCo.伴星〜電脳支部 [戻る]
2014年FISワールドカップスキージャンプ女子蔵王大会一日目


2014年1月18日 第9戦 ノーマルヒル HS100

 シーズン開始前にシャンツェの大改装を行った蔵王ジャンプ台で、今年も女子のワールドカップが行われました。 今回の改装ではインラン(助走路)の斜面がクロソイド曲線と呼ばれる曲線に沿った形状となって、より難易度が高いものになりました。 またFIS指定のクーリングシステムをインランに採用して、オリンピックが行われるソチのシャンツェと似たプロフィールとなりました。

 また、観客席として使われるエリアにも改修が入ったようで、昨年よりも広くなり、ランディングバーンのより高いところまで上れるようになりました。 撮影に使用するレンズも、今年は焦点距離を伸ばすテレコンバーターを使用しなくても済んだため、撮影はだいぶ楽になりました。

 オリンピックを控えて連日報道される「噂の沙羅ちゃん」を一目見ようと、この日詰めかけた観客数は、5000人以上。 昨年の蔵王大会の二日目も、好天の日曜日ということで相当数の観客が集まりましたが、今年の観客数はそれ以上です。 土曜日の午前中の試合にこれだけ人が集まったのは、驚くべきことだと思います。

 この日は天候はそこそこ落ち着いていたものの、向かい風が少し強く、その風も収まる気配を見せなかったため、2ndラウンドの競技が途中で中止になってしまいました。 結局、1stラウンドの結果だけで順位が確定しました。
カメラ  Nikon D800E
レンズ  Ai AF-S Nikkor ED300mmF4D(IF)
感度  ISO100〜200相当


Sara Takanashi

優勝した高梨沙羅(クラレ)
最長不倒距離の104.0mのジャンプは、他のどの選手も及ばない圧倒的な高さを飛んでいきました。
さすがに着地で背中をついてしまいましたが、転ばなかったのが幸い。圧巻のジャンプです。
110.8pt(104.0m)


Yuki Ito

2位の伊藤有希(土屋ホーム)
成長著しい社会人1年目。1本勝負とはいえ、初めてワールドカップの表彰台に立ちました。見事なジャンプでした。
109.4pt(96.5m)


Carina Vogt

3位のカリーナ・フォクト(GER)
基本に忠実で力強いジャンプは、安定感では高梨と同等です。昨年の蔵王大会に引き続き、今年も表彰台に。
108.1pt(93.0m)


Kaori Iwabuchi

9位の岩渕香里(松本大)
着実に実力を伸ばしてきている期待の若手選手。シングルの順位は、本人も納得の好成績だったかと思います。
96.4pt(86.0m)


Seiko Koasa

18位の小浅星子(ライズジャンプクラブ)
地元山形出身のベテラン選手。大声援を受けてのジャンプは、残念ながらK点に届かず。
86.7pt(80.5m)


Ayumi Watase

22位の渡瀬あゆみ(アインファーマシーズスキークラブ)
蔵王の風を味方にできず。高梨に合わせた遅いスピード設定で苦労しているということでしょうか。
83.7pt(79.5m)


Yoshiko Yoshiizumi

24位の吉泉賀子(日本空調サービス)
旧姓葛西。今シーズンから結婚後のご主人の性でエントリーしています。風に乗れなかったのが残念。
83.4pt(79.0m)


Misaki Shigeno

27位の茂野美咲(CHINTAIスキークラブ)
新しい所属チームの大声援を受けての登場も、やはりこのゲート設定では難しかったようです。
79.8pt(77.0m)


[戻る]